グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



しみずふるさと探訪
ホーム >  しみずふるさと探訪 >  東部エリア《由比・蒲原》 >  青山荘(せいざんそう)

青山荘(せいざんそう)


大正時代に建てた和洋折衷の白亜の洋館

風光明媚で暖かな県中部の駿河湾沿いには、明治から昭和にかけて多くの政治家や財界人が別荘を建てました。清水区蒲原中の青山荘もそのひとつ。明治の元勲で宮内大臣も勤めた田中光顕(たなかみつあき)伯爵が大正時代に建てた和洋折衷の白亜の洋館です。

大正7年に、同じく別荘で隠退生活を送っていた富士市岩淵の古谿荘から移り住み、97歳で亡くなる昭和14年まで終の棲家として21年間を過ごしました。田中伯爵は同郷の坂本龍馬、中岡新太郎とともに倒幕運動に身を投じましたが、明治維新後は明治政府につかえて岩倉具視らと欧州を巡察。西洋の文化に触れ、別荘建築にもこの見聞が生かされています。

建設当時は2万坪あったといわれていますが、蒲原にアルミニウム工場を設立するため田中伯が尽力した縁から、現在は別荘と庭園4000坪を日本軽金属が所有し、迎賓館として使用されています。

応接

▼応接=第一応接間の広さは約21畳。天井は金唐和紙、正面中央の袋棚には家紋が刻まれている。

▼外観=地元では建設当時、「田中別荘」と呼ばれていたが、伯の号をとり、後に「青山荘」と命名された。外観からも良き時代の異国情緒をたっぷり味わうことができる。

information

◎住所:静岡市清水区蒲原中592
◎ホームページ:
※ 現在、内観は非公開となっています。